いわき芸術文化交流館「アリオス」の維持管理・運営管理の業務について、新年度から清水建設東北支店(宮城県仙台市)が担うことが決まった。市が7日、同社東北支店と契約を締結したと発表した。
いわきアリオスは平成20年4月に開館し、PFI(民間資金を活用した社会資本整備)と呼ばれる手法を採用し、公共施設の建設や運営を民間に委ねる体制を取ってきた。PFIの期間は令和4年度までの15年間で終了するため、改めて維持管理・運営管理の業務の事業者を公募していた。
これまでは大手ゼネコンの清水建設が主体となり、特別目的会社「いわき文化交流パートナーズ」を立ち上げ、設計・建築・工事監理から、維持や運営までを行ってきた。今後は施設そのものは市直営で変わらず、包括的民間委託で管理していくことになる。
清水建設東北支店との契約期間は令和10年3月31日まで。契約金額は31億8340万円。
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