3~8人による管打楽器の演奏を競う全国大会「第46回全日本アンサンブルコンテスト」(全日本吹奏楽連盟などの主催)が19日、静岡県浜松市のアクトシティ浜松で開かれた。
いわき市からは東北代表として、高校の部に2校が出場し、いわき湯本の金管8重奏が最高賞の金賞、磐城のフルート6重奏が銅賞の結果となった。いわき湯本は前身の湯本を含め、平成18(2006)年以来、17年ぶりに金賞に輝いた。
全国大会は中学、高校、大学、職場・一般の各部門が行われ、11支部の代表・計77団体がエントリーした。高校の部には22校が参加し、プロの管打楽器奏者と作曲家の7人によって審査され、金賞は6校、銀賞は11校、銅賞は5校だった。
いわき湯本はピッコロトランペット、トランペット2本、ホルン1本、トロンボーン2本、ユーフォニアム1本、チューバ1本の構成で、「12の英雄的行進曲」(テレマン作曲)から、1.荘重、6.愛情、10.優雅の3つの楽章を演奏し、全体で3位相当の評価が送られた。
リーダーの堀井研吾さん(17)=2年、ピッコロトランペット=は本番後、「緊張したが、お世話になった先生方に感謝の気持ちが伝えられた」と充実感をにじませた。表彰式で、ゴールド金賞と告げられた際には「何かの間違いではないか」と思ったが、客席で喜ぶ仲間たちの姿を見て、金賞の実感が沸いてきたという。「練習はうそをつかないということを、改めて強く感じた」と述べ、これからも精進していくと誓った。
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