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小名浜のサクラ満開に 観測史上最も早く 市内各地でも見頃迎える
小名浜字船引場の小名浜特別地域気象観測所(旧小名浜測候所)にある標本木のソメイヨシノが、27日に今年の満開を迎えた。平年から14日早く、昨年より13日早かった。昭和28年の統計開始以来、最も早い満開となった。これまでは令和3年の3月29日が一番早い満開だった。
小名浜測候所は平成20年10月に廃止され、生物季節観測も行われていないが、ウメとサクラに関しては、いわき観光まちづくりビューロー、小名浜まちづくり市民会議が自主的に継続している。
満開の判断には、同測候所で解説官を務めた島田栄二郎さん(79)と、元所長の伊藤和男さん(78)が協力し、27日に標本木が満開となったことを確認した。
いわき地方では各地で桜が見頃を迎えており、平の松ケ岡公園でも、花見を楽しむ市民らの姿が見受けられた。