高倉町鶴巻の高蔵寺(木村照典住職)では、中国原産のアヤメ科の一種・シャガが見ごろとなった。境内では杉木立の中で、薄い紫色を帯びた白い花が咲いており、あちらこちらで訪れた人を出迎えている。
例年は大型連休(ゴールデンウイーク)に満開となるが、今年は異例の暖かさもあって、いつもの年より前倒しで咲き始めた。
高蔵寺はいわき地方の古刹として知られ、平安時代初期に活躍した僧・徳一によって、大同2(807)年に開かれた。シャガは50万株が群生しているされ、今年の開花は2週間ほど早いという。
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