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創立150周年記念 平一小の運動会が4年ぶり通常開催 特別装飾の競技も
1873(明治6)年3月25日に開校し、今年で創立150周年を迎えた平一小(全児童数438人、大内克之校長)の「創立150周年記念あげつち大運動会」が13日、平字揚土の同校校庭で開かれた。
同校は、日本最初の近代的学校制度を定めた基本法令「学制」の発布に合わせ、北目村掻槌小路(現・平字掻槌小路)に開校した。制度の改正などに伴う移転と改称、校長と教員が殉職し、校舎が全壊するなどの甚大な被害をこうむった太平洋戦争時の空爆など、目まぐるしい時代を乗り越えてきた。1966(昭和41)年に現校名となり、約2万人にもおよぶ卒業生を輩出してきた。
本年度は1年を通し、子どもたちの地域への感謝と郷土愛の醸成、より良い未来の創造を目的とした教育活動を進めているが、150周年を大々的に取り上げた学校行事は今回が初。
新型コロナウイルスの感染対策緩和によって、4年ぶりに全校児童の保護者を一斉に受け入れての運動会となり、教職員と児童、保護者が一丸となって、150周年を祝う機運を醸成しようと、準備を行ってきた。
節目となった運動会のスローガンは「150周年の思いをむねに ベストを尽くせ!! あげつち魂」。保護者らが見守る中、子どもたちは徒競走やリズム体操、鼓笛演奏、リレーなどの個人、特別競技に次々と挑んだ。
玉入れや棒運び、大玉転がし、棒引きの団体競技では、競技用具などに「150周年」「祝」など特別装飾が施された。児童たちはこれまでの練習の成果を存分に発揮しようと、一生懸命競技に臨み、会場は終始盛り上がりを見せていた。
同校では本年度、学習発表会などの学校行事について、150周年を記念した内容にすることを検討しており、講師を招いての記念式典も予定している。