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「広報いわき」刷新 フルカラーでデザインにこだわり 中身も面白く

 いわき市が発行している刊行物「広報いわき」が生まれ変わった。「伝える」から「伝わる」広報誌を目指し、フルカラー化。ロゴをアルファベットにしたほか、文字の大きさやレイアウト、写真の配置などをビジュアル重視のデザインに変更した。
 6月号からは、各課の市政情報を掲載したこれまでの方針から、市の魅力が伝わるよう内容を一新。閲覧率の向上も目指す。目標は、日本広報協会の全国広報コンクールで最高賞の内閣総理大臣賞という。
 広報誌のリニューアルは、昨年度に立ち上げた市の構造改革推進本部が設置した若手職員によるワーキンググループの取り組みがきっかけ。発信に関するグループに所属する6人が週1日、広報の課題や解決策について調査・研究を重ねてきた。
 リーダーを務めた江尻保広さん(42)によると、広報にストーリーとデザインを取り入れることで、職員・市役所のみならず、市民やまちを変えるきっかけになる。具体的には、広報誌を手に取る市民が増えることで防災訓練や各種検診など、広く伝えたい情報が行き渡り「市民の命を救うことにもつながる」という。
 グループでは手始めに、2人の副市長の本音や仕事観、職員への思いを引き出そうと居酒屋で対談するコーナー「ほろ酔い対談」などを掲載した、職員向けの庁内誌を発行。「リーダーが語る失敗論」や「若者へのメ
ッセージ」などのテーマで副市長が熱く語っている。
 今春、広報広聴課へ異動になった江尻さんを主担当に、広報誌のリニューアルがスタートした。広報係の職員7人が担当し、5月号からロゴやデザインを刷新。6月号以降は、市民や特産品などの市の魅力を伝える読み物を多用する。
 江尻さんは「いままで取り上げたことがなかった人やものなどに光を当て、市の魅力を発信していきたい」と意気込んでいる。広報誌は毎月1日に12万1千部発行し、各世帯に配布している。

PR:いわき市北部地域を中心に、児童養護施設、老人保健施設、特別養護老人ホーム、ケアハウスをはじめ、診療所とデイケア、デイサービス、居宅介護支援、訪問介護、訪問リハビリと多種多様な福祉、医療事業を展開。

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