かつて高度で華やかな文明が花開いた古代エジプトにスポットを当てる、市立美術館の企画展「古代エジプト美術館展」が24日から、平字堂根町の同館で始まる。同展は2009(平成21)年、東京・渋谷にオープンした国内で質量とも第一級の内容を誇る「古代エジプト美術館 渋谷」が所蔵しているコレクションを公開するもので、巡回展としては東北で唯一、いわき市で催される。市立美術館、古代エジプト美術館渋谷などの主催。会期は8月20日まで。
「古代エジプト3000年の歴史がよみがえる」をメインテーマに、古代エジプト美術館が、先王朝時代からローマ支配時代までを網羅する1000点以上の収蔵品のうち、同展では世界的に貴重なミイラ、ミイラマスク、木棺、レリーフ、神殿の柱、ツタンカーメンの指輪、役人の胸像などの貴重な遺物、当時の生活様式が知ることのできる容器、厨子、装身具など約200点を紹介する。
同時に過去100年間にわたり、学術的調査がほとんど行われなかったメイドゥム(マイドゥーム)・ピラミッドの最新調査の様子も知ることができる。開館時間は午前9時半~午後5時(7、8月の金曜は午後8時まで)。月曜休館(7月17日は開館、翌18日休館。8月14日は開館)。観覧料は一般1200円、高・高専・大生600円、小・中生400円。
詳しくは市立美術館ホームページ<こちら>から。
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