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ねっとり甘い干し芋はいかが? マルト 楢葉のサツマイモ店頭に

 いわき市や茨城県でスーパーマーケットを展開する「マルト」(本社・勿来町窪田、安島浩代表取締役社長)は11日、双葉郡楢葉町との包括的な連携協定を踏まえ、同町で作られたサツマイモ「紅はるか」を使用した干し芋の販売を始めた。
 同町の紅はるかは、ねっとりとした食感と糖度の高さが特徴で、干し芋はぜいたくに芯の部分のみを採用している。
 マルトと同町は昨年7月、サツマイモの6次産業化を目指す「日本一を目指して!楢葉町×マルトさつまいもプロジェクト」を軸に、薬局や衣料部門を含めたグループ全体で、産業振興や災害時の支援などを進める協定を交わした。
 東京電力福島第一原発事故に伴い、一時は全町避難を余儀なくされた同町に、マルトが得意とする地域振興のノウハウを提供していく。
 また同町では、原発事故からの営農再開と産業再生に向け、今年4月に特産品開発センターを開設した。同町振興公社が運営し、サツマイモの処理・加工などを行う。
 販売初日には、同町振興公社の専務理事で、道の駅ならは駅長の鈴木昇さん(63)がSC草野店を訪れ、「原発事故で全町避難した際には、いわき市の皆さんには大変お世話になった。その恩返しも含め、楢葉のサツマイモをぜひ味わってほしい」とPRした。
 税込み540円。SC草野店のほか、四倉店で取り扱っている。

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