日本維新の会は次期衆院選で、いわき市を含む浜通りの新福島4区に対して、新人で同市平の60代会社役員男性を擁立する方向で調整に入った。男性はいわき民報社の取材に対し、「立候補の要請を受けたのは事実。重く受け止めており、熟慮している」と述べ、近く出馬について明らかにするとした。
次期衆院選に向けて、日本維新の会は県内4選挙区すべてに、候補者を立てる方針で、人選を進めている。県総支部はいわき市に置かれており、11月2日告示―12日投開票の県議選では、同市選挙区(定数10)に元職の出馬が決まっている。日本維新の会によると、同市を重点地区に位置付けているという。
次期衆院選は、小選挙区の「10増10減」によって、福島県の小選挙区は5から4となり、いわき市は双葉郡に加え、南相馬、相馬市、相馬郡を交えた新福島4区となる。新福島4区のうち、自民党は現職の元復興相・吉野正芳氏(74)=8期=が、小選挙区候補者の支部長に就いている。また共産党は、党いわき・双葉地区委員長の新人熊谷智氏(43)の公認が内定している。
ニュース