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福島大食農学類と初の意見交換 いわき市の農業課題解消へ 実地調査も
市と福島大食農学類との連携推進事業の一環として、いわき市の農業が抱える課題解消に向けた初の本格的ワークショップが7日、市役所で開かれた。食農学類農業経営学コースの教員6人・学生26人が参加し、生産者や加工業者、小売業者、飲食店など関係者との意見交換に臨んだ。
ワークショップのテーマは「市場向け以外のナシ、トマトの有効な利活用方法」「飲食店との連携など、地元農作物等の地域内流通の有効性と課題」「JAが提唱しているギガ団地構想(ネギ)の戦略分析」。意見交換に先立ち、学生たちは7月24日と8月6日の2回にわたり、テーマごとにフィールドワークも実施した。
6日のフィールドワークのうち、「飲食店との連携など、地元農作物等の地域内流通の有効性と課題」では、いわき市の伝統野菜・小白井きゅうりに理解を深めた。
一行は川前町下桶売を訪れ、小白井きゅうりを守る会の根本久子さんから、栽培にまつわる話を聞いたほか、常磐上矢田町の西野屋食品に足を運び、小野賢司代表取締役から漬け物に関する解説を受け、みそ漬けとして販売している様子などを学んだ。