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10日まで「寺川真弓染色展」 泉ケ丘・ギャラリーいわき 自然由来の表現

 奈良在住の染織作家・寺川真弓さん(58)の作品展「寺川真弓染色展」が10日まで、泉ケ丘二丁目のギャラリーいわきで開かれている。寺川さんが繭(まゆ)からひいた糸で、やわらかく浮遊するように織り上げたタペストリーやストールなどの作品42点が展示されている。
 寺川さんは奈良県出身、京都教育大特修美術家工芸卒。同県生駒の畑に桑の木を植えて、日本古来の蚕「小石丸」を育てている。蚕の繭から引いたシルク糸を自然の草木で染め、繊細で柔らかな表情の布に織り上げる。これらすべての工程を1人で行っている。染料も、庭で育てる琉球藍やウコン、野草、桜の枝など身の回りの自然のものを使っている。
 かつては自ら書き起こしたデザインに基づき、市販の糸や染料を選んで作品づくりを行っていた。しかし、次第に大量生産・消費の社会システムに疑問を持つようになり、2011(平成23)年の東日本大震災後からは、繭から糸をひくことをはじめた。
 「原発事故が起きて何を信じ、何を作ればいいかわからなくなり、ぼう然とするなか、桑畑と蚕を育て始めました。それらは命そのもので、嘘もごまかしもない。以来、小さないのちに導かれるようにして、作品を作り続けています」と寺川さんは話す。
 「小石丸」の糸は透明感のある純白が特徴で、羽衣のような軽やさを持つ作品のベースになっている。繊細な風合いを持つ染織作品を「渡海」「白の闇」「Light Fields」といった作品タイトルとともに展示している。10日は作家在廊予定。午前11時~午後7時。水曜日定休。

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