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大雨被害のいわき市 復旧に向けた動き本格化 り災証明書窓口には初日から列

 8日夜から9日早朝にかけての台風13号に関連する記録的大雨によって、いわき市では11日までに、死者1人・負傷者5人が確認されているほか、住家被害は現時点で全壊1棟、床上浸水1151棟、床下浸水196棟となっている。宮川や新川が氾濫した内郷地区や、蛭田川や山田川があふれた勿来地区をはじめ、いわき市の広い範囲で被害が出ている。
 一方でり災証明書の受け付けや、災害ボランティアの受け入れが始まり、復旧に向けた動きが本格化している。り災証明書の窓口申請のうち、市文化センターには初日の11日から多くの市民が足を運んでおり、20分前倒しで、市職員が対応に当たった。
 内郷内町で被災した20代の夫婦も、一日も早い生活再建のため申請に訪れた。2階建ての自宅は宮川に近いといい、大雨が降った8日夜には、敷地は1・8mも水没し、1階部分が浸水した。1歳10カ月の娘とともに、2階に垂直避難を余儀なくされた。
 いまは夫婦それぞれの実家に避難しているが、「早く仮住まいが決まって、落ち着いて生活したい」と訴える。この週末は暑い中、自宅の後片付けにも追われた。「行政には、支援に関する情報を積極的に発信してほしい」と求めていた。
 台風13号に関連した大雨の記事・情報まとめは<こちら>。

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