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豪雨で移動手段失った人へ 22日から 宮城の団体が車両貸し出し始める
日本カーシェアリング協会(宮城県石巻市)は22日から、台風13号に関連した記録的大雨によって、車両が水没し、移動の足を失った市民に向けて、自動車を無償で貸し出す事業を開始する。
同協会は東日本大震災をきっかけに生まれ、津波で自家用車が被災した人に対し、車両を貸し出す取り組みとして始まった。水害の被災地でも活動しており、2018(平成30)年7月の西日本豪雨では岡山県倉敷市、2021(令和3)年8月の集中豪雨では佐賀県武雄市で展開した。
今回の事業に当たっては、地元のNPO法人S・S・プランニングが協力し、平上荒川に臨時拠点を設けた。貸し出しする車両は、一般の人から寄付されたもので、初日の22日時点で5台が用意され、必要に応じて最大60台まで準備する。期間は来年1月31日まで(1カ月単位で更新)。事前予約制。
希望者は、電話050(5482)3677まで。時間は午前9時~午後4時(日・祝除く)。申し込みサイト<こちら>でも受け付ける。
運転免許証に加え、被災していることが分かる写真や書類を持参すること。なお直接事務所に行っても対応できない。