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鹿島小 創立150周年を兼ねた学習発表会 地域に愛される学校目指して
創立150周年を迎えた鹿島小(児童数229人、野木哲也校長)の令和5年度学習発表会が21日、同校体育館で行われ、「150年の歴史に残る楽しい舞台へ」をスローガンに掲げ、記念セレモニーに臨んだ。
保護者や地域住民、学校評議員などがあたたかく見守る中、児童たちは、同校がこれまで歩んできた歴史や伝統をかみしめながら、練習してきた劇やダンス、群読表現を発表。〝鹿島愛〟をもとに先輩たちの思いを継承し、新時代に向けて地域に愛される学校を築いていくことを誓った。
鹿島小は1873(明治6)年、上矢田村(現・常磐上矢田町)の神宮寺に設置された成徳小(後に矢田小に改称)、久保村(現・鹿島町久保)の金光寺に設置された啓蒙小(後に蔵持小に改称)の2校が前身。89年の統合を経て、1935(昭和10)年、現住所に場所を移し、66年のいわき市誕生に伴い、現校名にあらためた。
学習発表会の途中に記念セレモニーを行い、実行委員会実行委員長を務めた学校評議員の庄司秀夫さんが「新しい時代に対応した教育環境を整えながら、子どもたちの期待に応え、地域に親しまれる学校になれるよう、これからも支援と協力をお願いしたい」と、地域全体で同校を盛り上げていくよう呼び掛けた。
野木校長のあいさつに続き、6年生の鈴木亜門君(12)が「卒業するまでの半年間、歴史ある鹿島小の伝統を引き継ぎ、下の学年の友だちにつないでいけるよう学校生活を送りたい」と決意を語った。このあと、6年生の鼓笛演奏に合わせて1~5年生全員が力強く校歌を合唱した。