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11月にヒラメのイベント いわき市産品の新たな代表格へ 10店舗参加

 いわき市は地元の水産物ブランド・常磐ものの振興を目指し、11月1日から30日までの1カ月間にわたって、新たにヒラメの魅力を発信するイベント「ひらめの陣」を開催する。この取り組みは、市の魚・メヒカリに続いて、ヒラメを広くブランド化する試みで、ひらめの陣では市内10カ所の飲食店で、趣向をこらしたヒラメのメニューが展開される。
 ひらめの陣に先立ち、いわき駅直結の商業施設・エスパルいわきの「大川魚店前濱食堂ヤマコ」で23日、お披露目会が行われた。ヒラメをブランド化する動きは、2021(令和3)年に発足した「いわき常磐もの産地化研究会」で始まった。同研究会は水産関係者に加え、旅館や商業関係者による集まりで、座長には大川魚店(四倉町)の大川勝正代表取締役社長が就いている。
 安定した漁獲量の確保や、加工のしやすさを含め、足掛け2年にわたり議論を重ねた。ヒラメに決定した理由には、▽年間を通して水揚げされる▽調理が容易に行える▽県ブランド認証産品で、毎年40万匹の稚魚を放流する管理型漁業でもある――点が挙げられる。
 大川社長は「ヒラメは魚屋にとっては一般的だが、まだまだこのおいしさをブランディングできると思っている。県内外の人に食べてほしい」と期待を寄せる。
 お披露目会では内田市長があいさつに立ち、「原発処理水の海洋放出を契機に、多くの方に常磐ものを応援していただいている。この流れを加速できるよう、さまざまな料理を召し上がってほしい」と強調した。
 また前濱食堂ヤマコの「まるごと常磐ひらめの天丼」と、「常磐ひらめのタタキ」を試食し、ヒラメのおいしさに改めて太鼓判を押した。特に天丼は、サンマのみりん干しのたれをアレンジしており、濃厚なヒラメと良く合う。タタキは左党も満足の味付けとなっており、内田市長も「いわきの地酒と一緒に食べてほしい」と笑顔で呼びかけた。
 期間中は、スマートフォンを使ったスタンプラリーが実施され、訪れた飲食店の数に応じて、抽選で景品が当たる企画も用意されている。家庭でもヒラメを食べてもらうため、市の「減塩食普及プロジェクト いわきひとしお」と連携し、レシピの公開も予定する。
 参加店舗は次の通り。
 真心居酒屋わび助、イタリアンレストランテラッツァ、いわきと創作らぁ麺やま鳶、ダイニングキッチン月海―Ruu―、定食笑いーと、和食処とのがみ小名浜店、大川魚店前濱食堂ヤマコ、寿司おのざき、CROSS WONDER DINING、わら焼湊

PR:いわき市北部地域を中心に、児童養護施設、老人保健施設、特別養護老人ホーム、ケアハウスをはじめ、診療所とデイケア、デイサービス、居宅介護支援、訪問介護、訪問リハビリと多種多様な福祉、医療事業を展開。

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