いわき市の中学校軟式野球選抜チーム「いわき松風クラブ」24期生が決まった。選ばれたのは16校から2年生18人、1年生17人の35人。また女子チームの「松風ガールズ」4期生6人も出席した。いわきの野球のレベルを高めようと、各中学校の代表選手が選抜チームを結成して強化。全日本少年軟式野球大会などで上位進出を目指す中で得た経験を、各校に戻って仲間に還元する。
OBには甲子園に出場したり、プロ野球選手になった人も多い。『人間力も野球も日本一』を合言葉に、部活動との2足の草鞋(わらじ)を履きながら、男子は11月に開かれる秋の県中学校野球選抜大会での優勝を目指して練習を開始し、女子も練習をしながら仲間を増やして来季に備える。結団式が18日、中央台公民館で開かれた。
同クラブは、市内の中学校の軟式野球部を母体として、競技力向上に努める「市中学校野球一球会」が中心となって、2001(平成13)年に結成。中学軟式野球では最高峰の全日本少年軟式野球大会では、02年に準優勝、03年には3位の実績を残している。
また大会を通じて仙台育英の秀光中(宮城)、桐蔭学園中(神奈川)、星稜中(石川)といった全国の強豪と友好関係を築いた。本年度は6年ぶりに出場した全日本少年軟式野球大会でベスト8入りを果たしている。
メンバー選考は、先に行われた市新人大会などでのプレーを参考にしながら、各校から推薦する選手を挙げてもらい、7日の選考会で35人を決めた。
一球会の佐々木孝会長(磐崎)が「クラブの一員になったみなさん、おめでとう。これで満足ではない。2年生も1年生も同じスタートラインについたばかり。互いに切磋琢磨し、全国優勝めざして頑張ってほしい。われわれスタッフも全力で応援する」とあいさつした。
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