Jリーグは19日、東京都内で理事会を開き、2026―2027年シーズンから、開幕時期を現行の2月から8月に変更する「秋春制」への移行が正式に決定した。来季からJ1、J2、J3の全60クラブが「JリーグYBCルヴァンカップ」に参戦するほか、リーグ戦の大会名称が「明治安田生命Jリーグ」から「明治安田Jリーグ」に変わるなど、新たな取り組みが決まった。
JリーグYBCルヴァンカップは2018年大会から、J1クラブと前年に降格したJ2クラブが参加していたが、異なるカテゴリー間での試合を創出し、J2、J3の成長の起爆剤として活用していく。
1st(ファースト)ラウンドは来年3月に始まり、ACLに残る3チームを除き、J1~J3の57チームを10グループに分けて、1試合制の勝ち上がり方式とする。組み合わせは今季の順位を基にし、試合は下位リーグか、同一リーグの場合は前年に下位だったチームのホームとなる。
同6月に1stラウンドを勝ち上がった10チームが、ホーム&アウェー方式(アウェーゴールルールはなし)で戦う。同9月からプライムラウンドとして、残った5チームと、ACLに挑んだ3チームを加えた8チームによって、ホーム&アウェー方式(同)でトーナメント戦を展開。決勝のみ1試合とする。
理事会では、スタジアム基準の改定も承認され、入場可能数に緩和要件が設けられた。
これまでは入場可能数が、J1は1万5千人以上(いす席1万席以上、J2は1万人以上(同8千席以上)と定められていた。新たにアクセス性などを求めたJリーグ規約を満たした上で、ホームタウン人口等の状況を踏まえ、理事会が総合的に判断した場合、5千人以上(全席個席)でも認められる。
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