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太鼓芸能集団「鼓童」5月にいわき公演 平出身・小松崎さん来場呼びかける

 新潟・佐渡島を拠点に、国際的な活動を行っている太鼓芸能集団「鼓童」による「ONE EARTH TOUR(ワンアースツアー)2024」が5月25日、いわき芸術文化交流館「アリオス」中劇場で開催される。
 重厚な和太鼓の演奏とともに、唄や踊りを交えた壮大なステージを繰り広げ、世界的に高い評価を受けている鼓童には、平出身の小松崎正吾さん(33)が所属しており、いわき民報社を訪れ、「多くの地元の皆さんにお越しいただきたい」と来場を呼びかけた。
 鼓童は1981(昭和56)年に結成し、ドイツ・ベルリン芸術祭で鮮烈なデビューを果たした。これまで50以上の国・地域で7千回以上の公演を数え、日本文化の海外発信に多大な貢献をしたとして、昨年12月には文化庁長官表彰を受けた。いわきアリオスでは2年ぶり6回目。
 ワンアースツアーは1984年、「言葉を超えた〝共感共同体〟を作る旅」を狙いに始まり、今年で40年となる。小松崎さんも「まさに自分たちの原点」と強調するように、変わらない思いや、時代と共に受け継がれてきた精神が込められつつ、いまの鼓童の姿を重ねた舞台となっているという。
 主なプログラムとしては「大太鼓」「屋台囃子」はじめ、鼓童の王道と言われている人気演目に加え、「ワン・アース」の名のもと世界を旅して完成した新曲が演目に並んでいる。
 2009(平成21)年に鼓童の研修所に入り、13年からメンバーとなった小松崎さん。中学校時代に和太鼓に出会い、小名浜高(現小名浜海星高)では演劇部に所属し、全国大会に出場した経験を持つ。「太鼓はもちろんのこと、身体表現も担っています」と話す通り、全身を使った表現で独自の存在感を放つ。
 小松崎さんは欧州や米国でのツアーにも参加して、文字通り世界を飛び回っている中で、「佐渡での生活が長くなってきたが、いわきで培った経験が、いまの自分に大きな影響を与えている。アリオスで本番を迎えられてうれしい」とも語る。
 地元の人たちの前で、雄姿を披露できることは感慨深い。日頃の成果を披露し、ふるさとで躍動することを誓った。全席指定。一般6千円。高校生以下3千円。未就学児は入場不可。アリオスチケットセンター=電話(22)5800=で販売中。
 (写真:「地元の皆さんにお越しいただきたい」と話す小松崎さん)

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