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好間―三和の国道49号にバイパス計画浮上 大雨規制・事故対策踏まえ

 好間地区から三和地区にかけての国道49号について、新たに延長3・9kmのバイパスが整備する計画が浮上した。有識者でつくる「国道49号好間三和地区防災技術検討会」が15日、平の同事務所で開かれ、今後の方針が示された。
 両地区を結ぶ国道49号の交通量は、2021(令和3)年の調査で1日当たり1万4412台。山間部に位置し、大雨による土砂災害が生じやすく、連続雨量200mmで事前通行規制を実施。昨年9月の台風13号に関連した大雨では、並行する磐越道と合わせて通行止めとなり、地域活動に大きな影響を与えた。
 また急こう配や急カーブが連続し、正面衝突による交通事故も発生している。2021年までの15年間で6件の死亡事故が起きており、重大事故の割合は東北6県の直轄国道と比較し、約5倍と公表している。
 こうした点を踏まえ、検討会では「安定的な道路交通を確保するためには、別線バイパスルートによる整備が妥当と判断」と取りまとめた。
 想定されるバイパスは、好間町北好間字猪ノ鼻―三和町合戸字入藪の間。始めは国道49号の南側にう回し、好間四小の北側を経て、東北電力大利第一発電所の北西で現道をまたぎ、水石トンネル手前に至る。2カ所のトンネルを設置する。
 (写真:2019年の東日本台風で路肩のり面が崩落した様子=磐城国道事務所資料より)

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