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町あかりさん「常磐ディスコ港町」 いわきのハマ表現した楽曲 個性的なMVも

 ♪~常磐ディスコに来てくんちぇ めんこい あの娘も踊ってら。いわき市ゆかりのシンガー・ソングライター町あかりさん(32)が、ハマの風景を独特のディスコ・サウンドで表現し、作詞・作曲した「常磐ディスコ港町」を発表した。
 町さんは「いわきは大好きな場所。一番のお気に入りは小名浜」と語り、市内各地を舞台にしたミュージックビデオ(MV)は、動画共有サイトのYouTube(ユーチューブ)を通じ、公開から3週間あまりで再生回数が約30万回(15日現在)を記録している。
 東京都出身の町さんは2010(平成22)年に活動を開始し、13年にデビュー。母の実家が小名浜で、おばが今も住んでいる縁もあって、年1回来市しているといい、「地方の言葉で曲を作るのがあこがれだった」と、楽曲の着想につながった。
 いわき市の方言が気に入っている。「『○○なんだっけ』や『〇〇くんちぇ』といった言い回しが、とてもかわいらしい。言葉から自然とリズムが生まれてきます」。歌詞にも方言を存分に反映させた。
 親潮と黒潮がぶつかり合う豊富な漁場も描写しており、メヒカリやヒラメなどの「常磐もの」が登場。「新鮮なお魚がいっぱい取れる様子も描きたかった」と明かす。
 東日本大震災・東京電力福島第一原発事故から13年が経過する中で、「皆さん大変な思いをされ、そこから復興に向かってきたと聞きました。応援ソングの気持ちも込めています」と強調した。
 楽曲には邦楽のテイストを取り入れ、和楽器バンド・蜷川べにさんが三味線で加わっている。
 <ら・ら・ミュウなどで撮影 地域住民も一緒に>
 ミュージックビデオは今年2月、いわきフィルム・コミッション協議会の協力を得て、市観光物産センター「いわき・ら・ら・ミュウ」や四倉漁港、久之浜の波立海岸などで撮影した。
 赤いジャンプスーツ、金のブーツの町さんが、ミラーボールを手に歌っており、地域住民が特徴的なダンスで出演。ユーモアたっぷりの内容が、見る人をひきつけている。
 監督を務めたのは、映像作品や自主映画を手がける高良嶺さん(29)。作中のダンスは振付師に依頼した。「あえて人によって差が出る動きとしている。皆さん思い思いに楽しく踊っていただきました」と話す。
 その上で「地域の歌のため、やはりその土地で撮影することが重要。初めていわきに行くことができ、とてもすてきな場所だと感じました」と笑顔を見せる。
 町さんは今年、季節ごとに計4枚のCDをリリースする予定で、「常磐ディスコ港町」は3日に発売の第1弾「地球出禁にしていいよ ~ディスコあかり DISCO Machi Akari」に収録されている。
 定価は通常版1800円+税、デラックス限定版2700円+税。6月にかけて、全国9カ所で発売を記念したツアーを開催している。
 「常磐ディスコ港町」を引っ掲げ、いわきでライブをするのが夢という町さん。多くの人に楽曲を通じ、いわきに関心を持ってほしいと願う。ミュージックビデオは<こちら>。
 (写真:町あかりさん=ミュージックビデオより)

PR:いわき市北部地域を中心に、児童養護施設、老人保健施設、特別養護老人ホーム、ケアハウスをはじめ、診療所とデイケア、デイサービス、居宅介護支援、訪問介護、訪問リハビリと多種多様な福祉、医療事業を展開。

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