小名浜海星高(星輝光校長)専攻科の海洋科2年10人、機関科2年5人を乗せた練習船「福島丸」(総トン数665トン)が17日、本年度の第1次航海実習に向けて小名浜港を出発した。当初は16日に予定していたが、海が時化(しけ)ていため1日延期した。
学生たちは帰港する7月3日までの48日間、操船やエンジン整備の技術を学びながら、米国ハワイ近海でメバチマグロのはえ縄漁に臨むほか、6月17日には燃料・食料補給のためにハワイ・ホノルル港に3日間入港する。
停泊していた小名浜港1号ふ頭には、学生と乗組員、引率の家族や友人、教職員たちが駆け付けて航海の安全を願うカラーテープを互いに握り合い、見えなくなるまで手を振り続けた。
また16日には1号ふ頭で出初・出港式が開かれ、中沢春雄副校長と桑原茂樹船長があいさつ。実習生を代表し、海洋科2年の橋本祐月(ゆづき)さん(19)が「実習中は心配をかけると思いますが、7月3日にこの小名浜港に全員笑顔で帰ってこられるよう頑張りたい」と意気込みを語った。
(写真:保護者や教職員の見送りを受ける実習生ら)
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