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福岡・黒木コンポジット 四倉工業団地に進出 半導体やEVの関連部品手がける
複合金属加工業の「黒木コンポジット」(本社・福岡県鞍手町)は21日、四倉町のいわき四倉中核工業団地に新工場を建設し、来年4月に稼働開始の予定と発表した。敷地面積は約1万5400平方m。主に半導体や電気自動車(EV)関連部品の金属加工・製造を手がける方針で、地元採用を含め20~25人の雇用を見込んでいる。
同社は1986(昭和61)年10月設立。企業からの受託で、電子ビーム溶接や高温高圧の装置を用いて、自動車や半導体製造装置、船舶、航空機、宇宙航空関連などの部品を製造している。
新工場「(仮称)いわき工場」の総事業費は約70億円。24日に関係者を交えた地鎮祭・起工式を開催する。6月から本格的な工事が始まり、12月までに完了する見通し。同社によると、新工場の建設を計画する中で、東北地方や首都圏の顧客に近い立地条件や、補助メニューが充実している点から、いわき四倉中核工業団地を選んだ。
いわき市進出にあたって、内田市長は「今後成長が期待される産業分野での雇用が創出され、さらには市内事業者と連携した展開により、地域経済の活性化が図られることを期待している」とコメントしている。
(写真:黒木コンポジットの新工場予定地)