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質問内容の不正入手疑惑 いわき市議会 議運が正式に調査決定
市議会は20日、議会運営委員会(議運)を開催し、議員の質問内容が、異なる会派の別の議員に漏れている可能性を議論し、正式に調査することを決定した。
この問題は複数の会派に対し、一般質問や代表質問に誰が答弁するかの文書が、本来ならば本人にしか渡されないにもかかわらず、一部の議員が職員から不正に入手していると、元市職員を名乗る人物から情報提供があったため、真偽について議運に上げられた。
13日の議運では「市議会の健全化に向けて調査を求める」とする意見の一方で、「こうした出所不明の怪文書を議運で扱うべきではない」との声があり、各会派に持ち帰った上で、20日に再び議運を開くことを決めた。
20日の議運でも話し合いは平行線となり、採決に持ち込まれ、賛成4(一誠会2、創世会2)、反対4(志帥会3、公明党1)の可否同数となったため、小野邦弘委員長(一誠会)の決裁で可決された。
今後は議運の正副委員長から、名指しされた議員への聞き取りをするほか、議長名で市に調査を要望する。
(資料写真:いわき市議会棟)