いわきに水揚げされる〝常磐もの〟の魅力を子どもたちに伝えようと、市の「さわってみよう!はじめてのおさかな教室」が2日、いわき短期大学附属幼稚園(齋藤紀子園長)で開かれた。年長園児31人がイセエビにふれるなどして本県沖でとれる魚に親しんだ。
常磐もののPR事業の一環。「魚離れ」が指摘される現代の子どもたちにも関心をもってもらおうと、保育園や幼稚園児を対象に2019(令和元)年度から実施している。本年度は6月中に市内4カ所で開催し、今回が最終回となる。
教室はFMいわき(SEA WAVE)パーソナリティーのあいなさんが司会を務め、絵本「スイミー」の読み聞かせや「常磐もの○×クイズ」を展開。いわき沖でとれたイセエビ、タコ、ヒラメ、アイナメ、ホウボウを観察し、手でさわって感触を確かめた。最初は恐る恐るだった子どもたち。タコが黒い墨をはく様子に歓声を上げ、イセエビを持ち上げたりしながら〝常磐もの〟への関心を高めていた。
(写真:イセエビを持ち上げる子どもたち)
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