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ハワイアンズ60周年に合わせ 10月18日 再びのきずなキャラバン

 来年1月15日に創業60周年を迎える「スパリゾートハワイアンズ」のイベント・ハワイアンズ還暦祭の一環で、東日本大震災直後に全国各地を巡回した「フラガール全国きずなキャラバン」メンバーが再集結した「復活きずなキャラバン『フラガールOG公演』」が10月18日、ハワイアンズで行われる。
 OG公演は5年ぶりで、当時のキャラバンメンバーのうち、13代目リーダーを務めた平出身のマルヒア由佳里さん(42)=38期生=をはじめ、36~45期生15人が出演する。
 本番に向けたレッスンが20日から始まり、常磐音楽舞踊学院最高顧問のカレイナニ早川さん(93)の指導を受けながら、フラガールとしての勘を取り戻していた。
 フラガール全国きずなキャラバンは震災・原発事故の影響で、施設休館を余儀なくされた際、全国に笑顔と元気の輪を広げようと、当時の斎藤一彦社長の提案で企画された。
 2011(平成23)年5月から10月にかけ、全国26都府県と韓国・ソウル市を含む計125カ所を訪れ、247回の公演を実施した。
 再びの開催に向けては、ハワイアンズ60周年の中で特に重要な出来事としてとらえ、困難な時期に支えてくれた大勢の方々に感謝を届けようと、キャラバン参加者による公演を計画した。
 内容は当時の演目の一部を再演するほか、震災当時のハワイアンズを振り返る特別展示「フラ・ミュージアム」、キャラバン当時に各地の会場に設けていたメッセージボードなどを展示する。
 メンバー15人は今月から毎月1回、早川さんのレッスンに参加。早川さんが新たに考案した振り付けを確認した。早川さんは「(OGは)柔軟性を身につけ、覚えが早くなっていて驚いた。この調子なら本番は皆さんに楽しんでもらえると思う」と来場を呼びかけた。
 市内でフラ教室「ハウオリ・マルヒア」を主宰するマルヒアさんは、キャラバンについて「被災した身だが、私たちから何かできること、伝えられることを思いながら各地を巡った。行く先々で温かい声をいただき、私たちのパワーになった」と振り返り、「時が経ってもキャラバンのメンバーで踊れることに感謝したい」と話している。
 (写真:再びのきずなキャラバンに向けて集ったメンバー)

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