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いわきFC ホームで仙台に1-2 谷村が同点弾も…逆転の2点目は幻に
サッカー・明治安田J2リーグの第17節として、17位のいわきFCは25日、ホームのハワイアンズスタジアムいわきに、4位のベガルタ仙台を迎え撃つ「東北ダービー」に臨んだが、1-2で敗れた。
通算成績は3勝6分け8敗の勝ち点15。順位は2つ下げ、20チーム中19位となった。次節は6月1日、同じくハワスタで14位のロアッソ熊本と対戦する。キックオフは午後2時。
試合は前半10分、自陣右サイドを攻略されてクロスボールから先制点を献上。しかし23分、DF堂鼻起暉(26)が敵陣中央でスルーパスを繰り出すと、MF五十嵐聖己(23)が右サイドから的確にクロス。FW谷村海那(27)が頭で合わせて同点に追いついた。
さらに1-1の後半11分、MF柴田壮介(23)の鋭いシュートがオウンゴールを誘ったとして、会場には得点のアナウンスが流れたが、最終的にオフサイドの判定で幻に。31分に守備の裏を突かれて追加点を挙げられ、いわきは猛攻実らず2連敗を喫した。
田村雄三監督(42)は「ボールの動かし方や攻撃でのポジションの取り方は良かったが、失点についてはもったいなかった。クロスを上げられる前の対応がどうだったかをしっかりと認識し、トレーニングをしていきたい」と語った。
また1度は逆転と伝えられたシーンに関しては「ジャッジ(に対する意見)はクラブがやることで、明確に分かっているのは、得点が認められなかった後で自分たちがもう1点取れなかったこと。審判も人間で、J2にはVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)がないことも受け入れなければならない。相手に矢印を向けてはいけない」と表情を変えなかった。
その上で熊本戦に向けては「ホームの力を借りながら、次こそしっかり勝利を目指す」と誓った。
(写真:前半23分に同点弾を決めた谷村)