いわき芸術文化交流館「アリオス」は21日、ホールの仕事への理解を深めてもらうイベント「アリオス・オープンデイ」を開催した。同館中劇場と隣接する平中央公園を会場に、年代問わず夏のひと時を楽しんでもらうと、初めての試みとして企画した。
主なプログラムとしては、打楽器奏者や専門スタッフの指導を受けながら、部門ごとに分かれて一つのコンサートを作り上げたり、ワークショップとして、プロのカメラマンと一緒にイベントを記録したりする様子を学んだ。
劇場バックステージツアーでは、中劇場をぐるりと一周し、普段は入ることができない裏側を見学。舞台装置の製作現場をはじめ、照明や音響の調整室などを訪れ、子どもから大人まで興味津々の様子だった。
鈴木麗禾さん(平一小・1年)は「初めて見るものばかりで、とても楽しかった。特に音響のところがすごかった」と満喫していた。
イベントに合わせ、平中央公園には、ふくしま海洋科学館「アクアマリンふくしま」の移動水族館が駆け付け、海の生き物に触れる機会を設けたほか、カレーやお好み焼き、スイーツといったキッチンカーが出店し、それぞれ行列ができるほどにぎわいをみせた。
(写真:照明調整室から舞台を眺める親子連れ)
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