いわき市民コミュニティ放送「FMいわき」で22日、いわき市出身で、俳優の富田望生さん(24)の冠番組が始まった。毎月第4月曜日午後8時からの1時間生放送で、富田さんは初回放送に臨み、リスナーとの言葉のキャッチボールを自然体で楽しんでいた。
番組のタイトルは、いわきの方言を交えた「富田望生のすっぺったこっぺった」。母親とはいまも日常的に方言を使っているといい、今春まで放映されたNHK連続テレビ小説「ブギウギ」では、主人公の福来スズ子に弟子入りを志願する福島出身の女性役を演じる上で、自身のナチュラルな方言が役立った、などといったエピソードを交えながら、いわきで過ごしていた当時の逸話などを披露。今回募集したテーマ「夏に食べたいもの」に添って、リスナーとも積極的にコミュニケーションを取っていた。
また、富田さんが声を担当する同局の公式マスコットキャラクターの名前が、「ウェイビー」に決まったことも発表。ウェイビーのTシャツ姿で〝すっぺったこっぺった(あーだこーだ)〟と徒然なるままに番組を進め、「いわきの皆さんに『誇りだよ』と言われるような女優、表現者として成長したいですね」と、大好きな故郷で自身の声を発信する喜びをかみしめていた。
同番組は、27日午後5時から再放送される。また収録のもようは8月13日付のいわき民報で、「紙上ラジオ『富田望生のすっぺったこっぺった』」と題して掲載する。紙上ラジオは放送日の翌月、毎月第2週の月曜日に掲載(休刊日の場合は後日掲載)。
(写真:「ウェイビー」のTシャツをまとって笑顔の富田さん)
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