いわき市の兄弟都市・宮崎県延岡市の小学生による「兄弟都市ジュニア交流隊」は6日、市役所本庁舎で、内田市長を表敬訪問した。この取り組みは1999(平成11)年度から始まり、いわき市と延岡市の小学生同士の交流事業として、互いに行き来しながら友好を深めている。
延岡市の小学生が来市するのは、新型コロナウイルス感染症の影響で5年ぶり。交流隊は同市の5、6年生9人で構成されており、9日まで滞在する。
一行は国宝白水阿弥陀堂や市石炭・化石館「ほるる」、いわき震災伝承みらい館の見学に加え、地元の小学生と一緒に、県いわき海浜自然の家で体験・創作活動に臨む。また8日にはいわきおどりに参加する。
表敬訪問では、内田市長が「皆さんの来訪を心から歓迎する。両市は江戸時代の関係から深い絆で結ばれており、いまも災害時には互いに支援する体制が築かれている」と述べ、さまざまな学びを得てほしいと呼びかけた。隊長の木下匠真君(12)は「さらにいわきと延岡が仲良くなれるよう頑張るとともに、今回の体験を友達にも伝えたい」と意気込みを示した。
いわき市と延岡市は、江戸時代に磐城平藩主・内藤家が延岡藩に移封された歴史的な縁で、民間団体を中心に交流が行われていた経緯から、1997年に兄弟都市を締結した。
(写真:内田市長を表敬訪問した延岡市の小学生ら)
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