お金のひみつを探ろう！ いわき市消費生活センター 子どもたち向け講座開く

　２０年ぶりに発行されたばかりの新紙幣などを使い、偽造防止の最新技術など、お金にまつわる秘密を解き明かす、親子で学ぶ消費生活講座が７日、市生涯学習プラザで開かれた。市内の小学４年から６年生とその家族３５組８２人が参加し、賢い消費者になるため知識を深めた。
　市消費生活センターの主催で、東邦銀行総合企画部、広報・社会貢献課の松本佳菜子さんらが「お金のひみつを探ろう！」をテーマに講演した。
　７月３日に発行された新紙幣や旧紙幣を教材にした偽札の見分け方では、＜１＞さわる＜２＞すかす＜３＞かたむける、方法について紹介。参加者は紙幣を手に取って、「すき入れ」と呼ばれる薄い線や、桜の花の中に隠れた文字などをルーペを使うなどして確認した。
　お金や銀行の役割など世の中を巡るお金の流れや、「見えないお金」で買い物をするキャッシュレス決済についても解説。１８歳から申し込みすることができるクレジットカードについては「手元にお金がなくても買い物ができる」メリットがある一方、「どのくらい使ったか分かりにくく、使いすぎてしまう」注意点を指摘した。
　また、子どもがお金のトラブルに巻き込まれやすいケースとして、スマホゲームやオンラインゲームの課金に使われるキャッシュレス決済の危険性についても言及。大人がインターネットを使った詐欺に遭う例も提示し、注意を呼びかけた。
　（写真：新紙幣の最新技術について確認する参加者）