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大漁旗アート展 最優秀賞に長谷川さん(茨城)と松山さん(小名浜三小2年)

 オリジナルの大漁旗デザインを国内外から募る「第16回小名浜国際大漁旗アート展」(ふくしま海洋科学館「アクアマリンふくしま」主催)が21日から、同館屋外エリアと本館1階エントランスホールで始まる。展示に先立って行われた審査会で入賞者が決まり、一般の部は長谷川舞惟さん(茨城県高萩市)=同県日立市立十王中学校教員、キッズの部は松山結愛さん(小名浜三小2年)がそれぞれ最優秀賞に輝いた。
 小名浜国際大漁旗アート展は2007(平成19)年から始まった企画で、将来にわたって水産資源を維持するため、資源量の安定した魚介類を食べる運動「HAPPY OCEANS(ハッピーオーシャンズ)」の取り組みを世界に発信するため続けている。
 募集にあたり、大漁旗には「HAPPY OCEANS」「大漁」「小名浜」の3つの単語をすべて入れるとともに、常磐ものをモチーフとした漁の様子や、水産資源をイメージするデザインで、伝統的な大漁旗を表現してもらう。
 今回は一般の部151点・キッズの部(小学生以下)177点の計328点が寄せられた。審査会は4日、同館で開かれ、伊藤隆道(造形家・東京芸術大名誉教授)、森豪男(武蔵野美術大名誉教授)、森庄平(画家・大漁旗研究会主宰)、小河原伸太郎(市観光振興課長)、小沼郁亙(小名浜まちづくり市民会議会長)、野﨑哲(小名浜機船底曳網漁協組合長)、古川健(アクアマリンふくしま館長)の7氏が審査員を務めた。

 長谷川さんは「アクアマリンふくしまが大好きで、ほぼ毎週のように通っているので、今回の賞はとてもうれしかったです。大漁旗の中心には漁に出た漁船が、大漁で帰港するように大きな魚達をメインに描きました。また、常磐もののメヒカリで小名浜と入れたところがポイントです」と語っている。
 松山さんも良く来館するといい、「アクアマリンふくしまでたくさんの海の生き物を知りました。みんなにもたくさんの海の生き物を知ってほしいと思って、楽しい楽しい海の中の絵を描きました」と話している。
 入賞作品は11月10日まで展示される。
 (画像1枚目:長谷川さんの作品 2枚目:松山さんの作品)

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