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衆院選福島4区 共産新人の熊谷智氏が事務所開き式「被災者に寄り添い続ける」
「15日公示―27日投開票」の日程で予定されている衆院選に向け、新福島4区(いわき市など浜通り全体)からの出馬を表明する共産党新人で、党いわき・双葉地区委員長の熊谷智氏(44)=平下高久=は6日、中央台公民館で決起集会を兼ねた事務所開き式を行った。
熊谷氏は自民党政治のあり方を批判し、反戦平和の重要性や労働環境の充実を呼びかけながら、3人の父親として「子どもたちが大人になった時、良い政治を手渡さなければならない」と強調した。
さらに東日本大震災・東京電力福島第一原発事故に関して、浜通りの住民や漁業者、首長との意見交換を踏まえ「他の候補は『浜通りを全国へのエネルギー供給基地にしたい』や『復興は目に見えて進んできている』と言っているが、いまなお苦しんでいる人たちのため、私はしっかりと寄り添い続けていく」と述べた。
宮川絵美子県議、党いわき・双葉地区の広田次男後援会長、四家智之、塩恭子、菅野宗長の各市議が激励したほか、高橋千鶴子衆院議員からビデオメッセージが送られた。後援会事務所は「平字五色町64の2」に置いている。
福島4区を巡ってはいずれも新人で、自民党は元県議の坂本竜太郎氏(44)=植田町=、立憲民主党は会社役員斎藤裕喜氏(45)=双葉郡富岡町=が立候補すると示している。
(写真:支援者に自らの政策を語る熊谷氏)