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西の空に「紫金山・アトラス彗星」 8万年に1度の出会い いわき市でも観測
昨年、中国・南京市の紫金山天文台と南アフリカのアトラス望遠鏡で発見された「紫金山・アトラス彗星(すいせい)」。8万年周期で太陽を周るとされ、貴重な姿をひと目見ようと世界中の天文ファンの間で話題となっており、日本各地でも今月に入り次々と観測されている。
夕暮れ時の西の空に肉眼でも見ることができ、天候に恵まれた13日夕刻は市内各地でも観測の情報が相次いだ。いわき天文同好会(桂伸夫会長)の会員たち十数人も小川や内郷、中央台、鹿島、小名浜などで午後6時前後から白く長い尾を引く〝ほうき星〟を視認。1時間近く見ることができたといい、それぞれカメラやスマートフォンでの撮影に成功した。
桂会長(74)も中央台から観測。彗星は光り輝く金星の右側に位置し、「今週いっぱいは肉眼で見られそう」。ただ高度が低いため街中では難しく、阿武隈高地の稜線が見えるようなひらけた場所が理想的だ。日がたつにつれて高度が高くなり観測しやすくなるが、明るさはやや暗くなり、肉眼ではぼんやりと見える程度か。双眼鏡、望遠鏡での観測がおススメという。
(写真:内郷高坂で観測された紫金山・アトラス彗星=撮影・郡司勝義さん)