平薄磯の食堂「山六観光」に、歌手の近藤真彦さんプロデュースの「ギンギラギン煮御膳」が登場し、注目を集めている。昭和の歌姫・美空ひばりさん=1937~89、享年52=のヒット曲「みだれ髪」の舞台として知られる、塩屋埼灯台ふもとにある広場・雲雀の苑で17日、京都から移設された等身大のひばり像の除幕式があり、出席者の近藤さんが広場前の同店に立ち寄り、新メニューを考案した。
近藤さんの大ヒット曲「ギンギラギンにさりげなく」にちなんで命名された〝新名物〟。31日からは、京都と常磐ものの料理を並べた「ひばり御膳」の提供も始める。
「ギンギラギン煮御膳」は、若いころからひばりさんと親交があった近藤さんが来店し、数種類の候補料理の中から選んだ。
名称のイメージに合わせ、金粉をあしらった銀ダラの煮付けとミニ海鮮丼のセットで小鉢、みそ汁、漬物が付いて2400円(税込み)。注文特典として、近藤さんのメニュー名入り直筆サインと記念撮影ができる。
従業員によると、タレント活動の傍ら、モータースポーツにも取り組む近藤さんが立ち上げたレーシングチーム「KONDO Racing」の「SUPER GT」(11月2、3日は栃木県・モビリティリゾートもてぎで第8戦開催)参戦車両のカーナンバー「24」にちなんだ価格に設定。近藤さんは「ひばり像を見に来た人が食事をすることで復興の手助けになれば」と話していたという。
新たに提供される「ひばり御膳」は、京都名物のにしんそばか、あんかけうどんを選び、常磐もののメヒカリ唐揚げとミニシラス丼、刺身三種盛りが付くセットで2千円(税込み)だ。
(写真:新メニュー「ギンギラギン煮御膳」)
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