いわき市や茨城県でスーパーマーケットを展開する「マルト」(本社・勿来町窪田、安島浩代表取締役社長)は、総菜や弁当のコンテスト「ファベックス惣菜・べんとうグランプリ2025」(日本食糧新聞社主催)で、「びっくり!!大きな穴子丼」が最高賞の金賞に輝くなど、計10品目が各賞に選ばれた。
マルトとしては5年連続で各賞の授与となり、企業としては昨年に続いて最多の獲得を誇る。報告会が19日、平字尼子町のSC平尼子店で開かれた。
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今回は過去最多の1408品を対象とし、試食やオリジナリティー、商品コンセプトなどを踏まえ、226品(金賞25品、優秀賞44品、奨励賞37品、審査委員特別賞2品、入賞118品)の受賞が決まった。
「わが社自慢の惣菜・べんとう部門」の金賞が贈られた穴子丼は、身が柔らかく硬くなりにくい真アナゴを使用し、1本1本手揚げした穴子天に、ウナギのタレをかけ、焼いたいわき産ネギを添えた。
コメはいわき産コシヒカリ「いわきライキ」を採用。アナゴ1本が〝ドン〟と乗っており、ボリューム感とインパクトのある天丼に仕上げた。「シェアして食べるのもおすすめ」という。
価格は647円(税込み)。来年1月15日から、勿来駅前店を除く全店で販売する。その他の結果は次の通り(販売店舗と期間はそれぞれ異なる)。
◇優秀賞▽筋子納豆丼◇奨励賞▽さんまのポーポー揚げ▽パリパリチョコエクレア&カラフルチョコエクレア◇入賞▽赤魚の揚げびたし▽国産鶏レバーワイン煮▽北海道やわらか煮だこ飯▽奥久慈玉子のうな玉丼▽天つゆで食べる!ごま油香るビビンバうどん▽常磐もの カラマーロ
いずれも地産地消にこだわった商品で、マルトの各担当者が自信を持って送り出した。
安島大司・商品本部常務取締役本部長は「生産者から消費者まで、多くの方々の支えがあって、今回の結果を成しえた。審査委員には、私たちの地元にこれだけおいしいものがそろっていると評価していただいた。今後も皆さんが笑顔になれるよう、商品開発を進めていきたい」と意気込みを示し、引き続き県産品の消費拡大に努めると述べた。
(写真1枚目:「5年連続」に合わせ、5の手を作るマルトの担当者 2枚目:最高賞の金賞を獲得した穴子丼)