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夏の参院福島選挙区は自民、立民の対決へ 秋のいわき市長選は複数立候補で混戦か

 2025年の選挙として、いわき市関係では今夏に参院選、今秋には市長選が予定されている。
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 参院選福島選挙区(改選1)については、自民党が3選を目指す現職の森雅子氏(60)=泉町=、立憲民主党が新人の福島市議・石原洋三郎氏(51)=福島市=の擁立を決めている。
 森氏は弁護士で、金融庁検査官から政界に転身。2007(平成19)年に初当選。少子化担当相や法相、首相補佐官などに就いてきた。石原氏は会社員、福島市議を経て、09年の衆院選で旧民主党から出馬して初当選し、1期務めた。15年から再び福島市議で、通算5期目。
 福島選挙区は全国で32ある「1人区」の一つで、現時点で与野党一騎打ちが見込まれる。自民党は派閥の政治資金パーティーでの不記載問題が影響し、昨年の衆院選では公明党と合わせ、与党が過半数割れとなった。福島の4小選挙区では3つを落とし、議席を獲得した4区(いわき市を含む浜通り)でも立憲民主党の候補が比例復活を果たしている。
 全県が選挙区のため、参院選は激戦が予想される。日程は7月3日公示、20日投開票が軸。
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 市長選を巡っては、正式に出馬を明らかにした候補者はいない。現職の内田広之氏(52)=平、1期=が再選を目指すのは既定路線とみられ、立候補の表明時期を探っている。過去には市議会6月定例会で示した例もあり、まずは市政振興に努めていく。
 内田氏は文部科学省教育改革推進室長、福島大学理事・事務局長などを歴任し、21(令和3)年の市長選で初当選。「人づくり日本一」を柱とし、東日本台風や23年9月の水害を踏まえ「逃げ遅れゼロ・災害死ゼロ」を掲げている。
 前職の清水敏男氏(61)=常磐関船町=も動向が注目される。市議2期、県議4期から、13年の市長選で初当選。17年に再選したが、前回21年では落選した。在任中は震災・原発事故からの復興や、新型コロナウイルスの感染対策に取り組んだ。市長退任後は都内の企業の社外取締役に就き、現在は「ふくしま政治経済ネットワーク」の代表として活動している。
 このほかにも立候補が取りざたされる人物がおり、複数による選挙戦が想定される。
 (資料写真:国会議事堂といわき市役所)

PR:いわき市北部地域を中心に、児童養護施設、老人保健施設、特別養護老人ホーム、ケアハウスをはじめ、診療所とデイケア、デイサービス、居宅介護支援、訪問介護、訪問リハビリと多種多様な福祉、医療事業を展開。

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