田人観光いちご園 今季の営業スタート 初日から家族連れ笑顔で味わう

　田人地区の観光拠点として市外からの来訪も多い、田人町旅人の「田人観光いちご園」では３日、今シーズンのイチゴ狩りをスタートさせた。
　大粒で甘くやわらかい品種「章姫（あきひめ）」を中心に、今季からやや強い酸味と、つややかな紅色が特徴の「紅ほっぺ」の提供を開始。営業開始とともに多くの観光客が訪れ、たわわに実った真っ赤なイチゴを味わっていた。
　同園では地面より高い場所で作物をつくる高設栽培でイチゴを育てており、腰をかがめずに収穫できることから年配者にも人気だ。
　今季からスタートさせた「紅ほっぺ」（約７００株）の注目度は高く、神奈川県横浜市から石川郡古殿町に帰省し、子どもたちの冬休みの思い出作りにと、両親や妹家族と同園を訪れた永瀬結実さん（３４）は、息子や姪と一緒に旬の紅ほっぺを口にし、美味（おい）しさと嬉（うれ）しさで笑顔の連続。長男の一葉君（８）は「すっぱさと甘さが丁度よくて美味しかった」と喜んでいた。
　営業時間は午前１０時～午後４時（最終受付は午後３時）。イチゴ狩りは火、水曜日は休みとなるが、直売所は営業する。問い合わせは同園＝電話（６９）２４４８＝まで。
　（写真：今季から提供を始めた人気の高い紅ほっぺ）