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アリオス命名権 中劇場は関彰商事、小劇場はGSユアサいわき 4月から愛称付与

 いわき芸術文化交流館「アリオス」は9日、館内2施設のネーミングライツ・パートナー(命名権者)が決定し、中劇場は関彰商事(茨城県筑西市)による「セキショウ中劇場」、小劇場はGSユアサいわき(好間工業団地)による「GSユアサいわき小劇場」の愛称を付けると発表した。両社とも契約期間は4月1日から3年間。
 関彰商事はエネルギー事業を手がける総合商社で、いわき地方には1915(大正4)年に進出。いわき市ではグループ会社を含め、ガソリンスタンドやカーディーラーなどを展開している。契約額は年間150万円。
 GSユアサいわきは1990(平成2)年、旧湯浅電池の100%出資子会社として発足。電源装置やリチウムイオン電池モジュールを製造している。契約額は同50万円。
 いわきアリオスは2022(令和4)年度、館内4施設のネーミングライツ・パートナーを募集。23年4月から大ホールは電機メーカー・アルプスアルパインによる「アルパイン大ホール」、音楽小ホールはいわき信用組合による「いわしん音楽小ホール」の愛称が付与されている。この時は中劇場、小劇場への応募がゼロだった。
 市では公的機関の収入確保を狙いとし、ネーミングライツ・パートナーの導入を進めており、いわきアリオスは契約金を通じ、文化芸術活動のアウトリーチ(外部展開)に努めていく。
 (写真:関彰商事がネーミングライツ・パートナーとなった中劇場 (C)ナカサアンドパートナーズ)

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