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作詞はベルばら・池田さん 作曲は小林研一郎さん 新・いわき総合高の校歌発表

 いわき総合高と好間高が統合し、今春に開校する新しい「いわき総合高」の校歌発表会が20日、内郷内町の現・いわき総合高で開かれた。校歌は作詞が漫画家・劇画家で、「ベルサイユのばら」で知られる池田理代子さん、作曲が小名浜出身の世界的指揮者・小林研一郎さんが務めた。この日は2人に加え、国内外で活躍する声楽家・村田孝高さんが来校し、両校の生徒約480人に指導を行った。
 小林さんは現・いわき総合高の校歌も手掛けており、その縁で今回の作詞・作曲が実現した。池田さんは小林さんと古い友人であり、小林さんの妻・櫻子さんとも親交が深い。これまで池田さんは校歌の作詞依頼は断ってきたが、櫻子さんを通じてお願いされたことから、初めて筆を取ることを決めた。
 生徒たちは最初緊張した面持ちでいたが、〝炎のコバケン〟の愛称で知られる小林さんの熱が入ってくると、自然と声が大きくなっていった。小林さんは「OK、ブラボー」などと呼びかけしながら、歌詞をはっきりと歌うよう指導。池田さんも「高校時代に得た友人は一生の宝。そうした思いを込めているので、少し古風な表現があるかもしれないが、ぜひ親しんでほしい」と笑顔で語った。
 新たな校歌は村田さんの力強い歌声でも披露され、小林さんの伴奏と共に豊かな響きが会場の体育館を包んだ。
 発表会を終えた後には、いわき総合高の生徒会長・斎藤里菜さん(2年)がお礼のあいさつに立ち、「歌詞にあるように未来を切り拓いていきたい」と謝辞を述べた。

一.見よ 光る海 いずこから 命が来るのか 教えてくれる
  常盤樹に添いて建つ ああ わが学び舎の 友は力 友は支え
  我らここで 未来を切り拓く 我らがいわき いわき総合高等学校
二.聞け 風の音 いかにして 生きていくのか 教えてくれる
  みちのくの誇り背負い ああ わが学び舎の 友は光 友は生命
  我ら永遠に 心熱く生きる 我らがいわき いわき総合高等学校
(写真1枚目:校歌の指導に訪れた池田さん=左=と小林さん 2枚目:力強い歌声を披露する村田さん)

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