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いわき市 平中心市街地で初の地域おこし協力隊募集 ほこみち・商業調査狙い

 市は平地区の中心市街地に対し、地方に移住して活性化に取り組む「地域おこし協力隊」を初めて導入する。
 いわき市では遠野、三和、田人、川前の中山間地に加え、2023(令和5)年からは沿岸部の江名で隊員の委嘱を行っているが、JRいわき駅前の再開発や、歩道の有効活用が可能となる制度「歩行者利便増進道路(ほこみち)」の県内初指定に向けた準備が進む中で、関係者の熱意によって平地区でも実現した。締め切りは20日(応募には要件がある)。
 平地区の地域おこし協力隊員は、主に中心市街地の魅力やイベント等の情報発信に関する活動を軸とし、提示された二つのミッションのいずれかを選ぶ。
 一つはほこみちエリアの利用促進や、平の街中での滞在時間が延びる仕掛けづくりなど。もう一つは中心市街地の商業形成に関する調査として、どのような業種が活性化に資するかなどを探る。
 他地区の地域おこし協力隊と異なり、市の会計年度任用職員ではなく、市と委託を交わす個人事業主となる。活動拠点はJRいわき駅前のシェアオフィス「furatto(フラット)」。任期は来年3月31日まで(最長で3年)。報酬は月額29万1600円で、委託期間中に最大で年間186万8千円の活動経費を設ける。
 まちづくり会社・たいらまちづくりの山崎建見代表取締役は「平の皆さんとより良い関係を築き、一緒にプレーヤーとなれる人に来ていただきたい」と述べる。
 平字三町目の「ゲストハウス&ラウンジFARO(ファロ)」オーナー北林由布子さんも「この街には若い人の担い手が必要。コンテンツとして、平の街を使い倒してもらえれば」と話す。
 地域おこし協力隊のミッションにあるほこみちを巡っては、北林さんがNPO法人タイラボを立ち上げて代表に就き、4月から運営の窓口を務める。「歩道を使いたい人たちのプラットフォームとなり、地元の高校生のように収益事業でないアイデアにも積極的に協力したい」と北林さん。共に汗を流す隊員の着任を楽しみにしている。
 詳しくは市ホームページ<こちら>、または市産業チャレンジ課=電話(22)1198=まで。
 (写真:応募を呼び掛ける平中心市街地の関係者)

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