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沖政宗さんが社会人野球へ 次の舞台は七十七銀行 幻のセンバツで磐城主戦

 あすから4月。多くの学生が新たな一歩を踏み出す中、平出身の沖政宗さん(22)は仙台市の七十七銀行に進んで社会人野球を続ける。沖さんは磐城高野球部では主戦を担い、2020(令和2)年には21世紀枠として、46年ぶりとなる春の選抜甲子園出場を決めたが、新型コロナウイルスの感染拡大によって大会は中止に。
 同年8月の交流試合で甲子園の土を踏み、進学した立教大では東京六大学野球でプレーした。一度は大学で野球を終える気持ちがあったが、再びマウンドに立つ決意に至った沖さん。「大好きな野球を全力でやり切りたい」と胸を張る。
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 立大では1年秋、21年10月の東大戦に4番手として登板し、二回を無失点で抑え、東京六大学デビュー。先発、中継ぎ、抑えとさまざまな局面を任され、4年間の通算は42試合・7勝9敗。107回1/3を投げ、防御率は2・77。
 1度は一般企業への就職を考えた沖さん。野球を続けようと背中を押したのは、磐城高時代の友人だった。
 3年の年末、野球部とラグビー部の仲の良い同士で、お酒を酌み交わす機会があった。互いに大学でも競技を続けてきた中で、自然と就職を機に距離を置かざるを得ないという話題となった。
 ある一人が社会人でもラグビーをやろうと考えていると明かした。「僕にとってピンと来た。みんな辞めていくのはさみしいなと感じ、チャンスがあるなら挑戦してみたいと思った」
 いままで野球に振り切ったことはなかった。もちろん後悔していないが、文武両道を胸に打ち込んできた。やがて七十七銀行から誘いを受け、社会人野球の門をたたくことにした。
 七十七銀行野球部は1981(昭和56)年に創部。都市対抗野球大会14度、日本選手権大会9度。最高成績は04年の都市対抗野球大会でベスト4。東北では同じ宮城のJR東日本東北や、秋田のTDKなどとしのぎを削る。沖さんにとっても、都市対抗や日本選手権で投げることを夢見る。
 そしてふるさとに対する気持ちは変わらない。大学進学で上京し、野球をする子どもたちの多さに驚いた。少子化で仕方ないとはいえ、「少しでも地元の子どもたちに野球を選んでほしい」とエールを送り、将来的には野球を教える機会も持ちたいと笑う。みちのくの杜で、沖さんの新たな挑戦が始まる。
 (写真:社会人野球での活躍を誓う沖さん)
 <3月31日付の本紙から抜粋して掲載しています>

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