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求む、災害時に地域支える人 いわき市 登録防災士の養成講座募集開始

 市は20日から、主に一般市民に向けた「いわき市登録防災士養成講座」の受講者募集を始めた。市では2022(令和4)年度から、防災士の資格を持つ市民について、共助の立場から災害時に避難所の運営などを支える「登録防災士」の制度を創設し、13~82歳の356人(3月末現在)が就いている。
 自然災害が頻発化・激甚化する中、本年度も中学生以上を対象に、市内在住・在勤で防災活動にある人に呼びかけ、新たな担い手となることを期待している。市危機管理課が同日に発表した。
 いわき市では東日本大震災や東日本台風、2023(令和5)年に起きた線状降水帯による水害を踏まえ、逃げ遅れゼロ・災害死ゼロを掲げており、地域を主体に防災活動の充実を図っている。
 2015(平成27)年度に市独自の防災士養成講座が始まり、22年度からは自主防災組織や市消防団員、市職員から門戸を開放。24年度からは教職員枠も設け、子どもたちに対する防災教育の充実を進めている。昨年度は新たに91人が登録防災士となった。
 本年度の養成講座は8月30、31日の2日間にわたって、福島高専を会場に実施。防災士の資格を取得した後は、市の登録防災士として研修会や防災訓練への参加や、災害時の各種活動に取り組むことが求められる。
 募集定員は65人(うち教職員枠10人、定員を超えた場合は抽選)。なお第2回として、自主防災組織や市消防団員に向けた講座は10月に予定している。募集期間は6月27日まで。受講料は無料(認証手続きにかかる証明写真代、会場までの交通費は受講者負担)。また資格取得に合わせ、普通救命講習の修了が必要となる(市から案内あり)。
 申込書は市ホームページ<こちら>まで。
 (写真:登録防災士のスキルアップ研修=昨年6月、市危機管理課提供)

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