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小泉農水相 就任後初の福島県訪問 小名浜ではメヒカリに舌鼓打ち水産振興誓う

 小泉進次郎農水相は15日、5月の大臣就任後初めて福島県を訪れ、東日本大震災・東京電力福島第一原発事故から復興する県内の農林水産業を視察した。
 最初の訪問地・小名浜魚市場では、県漁業協同組合連合会の野﨑哲会長と面会した。懇談は冒頭のみ公開され、野﨑会長、県漁協女性部連絡協議会の久保木幸子会長から説明を受けながら、メヒカリのにぎり(生・炙り)と唐揚げに舌鼓を打ったほか、原発処理水の海洋放出を巡り、中国による県産水産物の輸入規制の解除に向けて全力で取り組むと語った。
 野﨑会長は原発事故の影響を乗り越え、本格操業に向けて尽力している様子を紹介。国の助成事業「がんばる漁業復興支援事業」を通じ、漁獲量の拡大や新規就業者の増加を目指している姿を伝えた一方、仮に再び福島第一原発で問題が生じれば、福島の漁業が大きな打撃を受けることを改めて認識してほしいと強調した。
 小泉氏は懇談後に記者団の取材に応じ、漁業者の声を受け止めつつ、行政との対応に臨んできた野﨑会長に敬意と感謝を持っていると明かし、「流通面の課題や、風評をより払しょくしていくことなど、まだまだやらなければならないことが多い」と述べた。
 その上で「きょうはおいしい常磐ものをいただいたので、さらに(水産振興に)注力し、『お米だけじゃないぞ』と農林水産業全般に取り組み、福島の水産業の復興を力強く進めていきたい」と笑顔を見せた。
 懇談には坂本竜太郎衆院議員(植田町)が同席した。
 このあと南相馬市ではコメ農家と意見交換し、流通のあり方などを検討していく考えを示した。双葉郡浪江町の集成材工場、南相馬市の醸造所、福島市のコメを手がける農業生産法人などにも足を運んだ。
 (写真:小名浜魚市場でメヒカリを試食する小泉氏=前列中央)

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