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認知症について理解を 31日に市主催の体験会開催 VR活用でよりリアルに

 13歳以上の市民または、いわき市に通勤・通学している人を対象に、仮想現実(VR)技術で認知症の世界を疑似体験できる「VR認知症体験会」が31日、平のいわき産業創造館で開かれる。主催の市地域包括ケア推進課は参加者を募集している。
 認知症について理解を深めるきっかけを作ろうと、これまで市議や高校生向けに実施してきたが、対象を広げて開催するのは初めて。
 当日はVRゴーグルを装着して認知症の中核症状のうち、目の前の空間が上手く認識できない「視空間失認」や「幻視」「見当識障害」などを体験する。
 体験会は2回に分かれ、第1部は午後1時から、第2部は午後3時15分から。時間は約1時間半程度となり、どちらも開始30分前から受付開始。
 定員は各回50人で、若干名の空きがある。キャンセル待ちもあり、希望者は30日までに<こちら>から必要事項を記載して申し込む。問い合わせは同課=電話(27)8574=まで。
 体験会に先立ち、同課の斎藤亜未・地域支援係事務主任、小林初江・認知症地域支援推進員がPRのため、いわき民報社を訪れた。
 斎藤さんは「一度、認知症の方がどんな風に見えているかを体験することで、関わり方が変わるきっかけになると思うので、ぜひ体験してほしい」と来場を呼び掛けた。
 (写真:VR認知症体験会をPRする斎藤さん=左=と小林さん)

PR:いわき市北部地域を中心に、児童養護施設、老人保健施設、特別養護老人ホーム、ケアハウスをはじめ、診療所とデイケア、デイサービス、居宅介護支援、訪問介護、訪問リハビリと多種多様な福祉、医療事業を展開。

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