３１日告示のいわき市長選 前職・清水敏男氏が後援会事務所開き

　任期満了に伴う市長選（３１日告示―９月７日投開票）に向け、返り咲きを狙う前職・清水敏男氏（６１）＝常磐関船町＝の講演会事務所開きを兼ねた街頭演説が２日、常磐下湯長谷町で行われた。
　清水氏は現市政の問題点として、自らが経済産業省から招へいした市産業振興部長を地元出身に戻したことや、福島国際研究教育機構（エフレイ）の受け皿となる工業用地不足などを挙げ、「将来のいわき市のビジョンをどう考えているのか」と投げかけた。
　さらに市水道局の官製談合事件や、市立学校で明るみになった重大事態とされるいじめ問題にも触れ、「いまの市政には不可（の評価）が出てきた。正常な姿に戻す必要がある」と重ねた。
　市民がワクワクする事業の誘致も必要と述べ、自ら先頭に立つと誓った。
　（写真：自らの政策を呼びかける清水氏）