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港町らしさあふれる太鼓と鐘の音 小名浜じゃんがら踊友会 ら・ら・ミュウで披露
小名浜を拠点に活動している「小名浜じゃんがら踊友会」は14日、市観光物産センター「いわき・ら・ら・ミュウ」西側のイベント広場で、市の無形民俗文化財として市内各地の新盆宅や寺院などで奉納されている伝統芸能のじゃんがら念仏踊りを披露した。
お盆の帰省客や市外からの行楽客を対象に同センターが企画している夏のイベントの一環で、一人でも多くにいわきの伝統行事や魅力について目を向けてもらおうと、毎年実施している。
同会では東日本大震災前から同センターでの披露を続けており、同日は内田直哉会長(26)をはじめ、下は小名浜一中3年生から上は40代までの男女13人が参加した。
太鼓は5月から、全体練習は7月に入ってから、小名浜上神白の集会所で修練を重ねてきたといい、潮風を受けながら『港町小名浜らしく』激しさを感じさせる踊りと、威勢の良い掛け声でじゃんがらを舞い、故人を供養する念仏と太鼓、鉦の音を響かせた。
演舞は午前と正午の2度行われ、見守った行楽・帰省客は額に玉のような汗を浮かべ、懸命に踊る青年たちをじっと見つめ、舞いが終わると大きな拍手を送り、いわきの郷土芸能について理解を深めていた。
同会は小名浜を中心に遠くは遠野まで、13日に14カ所、14日は11カ所で踊りを奉納した。
(写真:力強いじゃんがら念仏踊りの披露)