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今年もトップブランド米「福、笑い」販売 磐城農業 マルト、相馬屋の協力で

 磐城農業高が手がけた県のトップブランド米「福、笑い」の新米が23日、いわき市のマルトで発売された。福、笑いの栽培は5年目を迎える取り組みで、スーパーマーケットを展開するマルトに加え、小名浜大原の米問屋・相馬屋が協力し、生徒たちが手塩をかけて育ててきた。
 販売初日の23日には中岡町のマルトSC中岡店で販売実習に臨み、試食を交えながら積極的にPRした。
 福、笑いは『福島県から日本一の米を作る』をコンセプトとし、県産米のコシヒカリとひとめぼれの系統の品種を勾配させ、2006(平成18)年から約14年もの歳月をかけて作り上げてきたブランド米。
 磐城農業高は2021(令和3)年度から、マルトの青少年育成事業に合わせ、次世代の農業の担い手育成とコメの消費拡大を目指し、福、笑いの作付けを続けている。本年度は4月の種まきから9月の稲刈りまで進め、約1300kgの収穫がかなった。
 23日の販売実習には、園芸科作物専攻の3年生6人と2年生5人が参加。来店客に対し、炊き立ての米を振る舞いながら、福、笑いの魅力を紹介した。
 このうち吉田忠生さん(17)は「いちから米を作る大変さはあったが、つらさを乗り越えて楽しいという気持ちが生まれた」と話す。
 実家は泉町の兼業農家で、家業を引き継ぐ思いがあるといい、「お客さまから『おいしい』という言葉をいただけてうれしく思う。今回の経験を生かし、頑張っていきたい」と笑顔を見せた。
 価格は2kgで税込み2787円。SC窪田、SC中岡、SC湯長谷、四倉、SC君ヶ塚、SC湯本、岡小名、SC城東、SC草野、SC平尼子の各店で取り扱う。
 また26日まで、SC中岡、SC平尼子、SC湯本の各店では、同校の福、笑いを使ったおにぎりや弁当も販売する。無くなり次第終了。
 (写真:販売実習に臨んだ生徒たち)

PR:いわき市北部地域を中心に、児童養護施設、老人保健施設、特別養護老人ホーム、ケアハウスをはじめ、診療所とデイケア、デイサービス、居宅介護支援、訪問介護、訪問リハビリと多種多様な福祉、医療事業を展開。

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