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高校ラグビー県大会開幕 勿来工、平工・小名浜海星含む合同チーム 準決勝へ
高校ラグビーの聖地『花園』出場をかけ、第105回全国高校ラグビーフットボール大会の県大会(県高体連、県ラグビー協会など主催)が25日、第71回県高体ラグビー競技を兼ねて、ハワイアンズスタジアムいわきで始まった。
4校合同1チームを含む10校・7チームが出場し、26日までに1回戦3試合(25分ハーフ)が行われた。
3年ぶりの優勝を狙う勿来工は前半の9分、ハーフウェーライン付近で郡山北工のキックボールを好捕したSO加藤虎峨(3年)がCTB平向大輝(同)につなぎ、最後はFB松崎陸叶(同)が走りきって右隅に先制トライ。
WTB大前陽那多(同)のゴールも成功して7―0とリードした。後半になって同点とされたが、インジュアリータイムに入った30分、敵陣ゴール手前5mで得たPGを大前が決めて勝利をおさめた。
第3シードの磐城は平工・小名浜海星が福島・安積と組んだ合同チームと対戦。試合は前半開始わずか5分に、磐城が敵陣ゴール前わずか1mのラックからLO渡辺慶人(1年)が抜け出てトライを挙げて先制した。
しかしその後に合同チームが3連続トライ(2G)を返して逆転した。磐城は後半20分、敵陣ゴール前15㍍のラックから右に展開し、最後はCTB大島侑己(2年)が右隅にトライして一矢報いた。
この結果、11月3日に行われる準決勝(30分ハーフ)は、午前11時開始の第1試合で合同チームが、1回戦を12T12Gの84―0で勝った第2シード松韻福島と対戦する。続く午後0時半からの第2試合では、勿来工が前回優勝の聖光学院とぶつかる。
決勝(30分ハーフ)は11月8日午後0時35分から。優勝校は12月27日、大阪府東大阪市の花園ラグビー場で開かれる全国大会に出場する。
(写真:素早い集散で防御を破り前進する合同チーム)