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泉―小名浜結ぶ「福島臨海鉄道」旅客化検討 スタジアム整備巡り アクセス向上期待

 サッカー・J2いわきFCの新スタジアムを巡り、整備候補地となっている小名浜港周辺へのアクセス向上に向け、JR泉駅と小名浜駅を結ぶ「福島臨海鉄道」が旅客化に前向きな方針を示していることが10日、同社への取材で分かった。
 1907(明治40)年の小名浜馬車軌道を起源とした鉄道で、1972(昭和47)年まで旅客営業を行っていた。その後はいわき花火大会に伴う臨時列車を除き、貨物専用として運行されている。
 同社の鈴木章夫・取締役総務部長は「東日本大震災やイオンモールいわき小名浜の整備によって、小名浜駅を2015(平成27)年に現在地に移転した際に貨物専用の構造としている。弊社としても旅客化は今後の展望として描いている一方、旅客化には多額の設備投資が必要なため、行政からの支援も不可欠」と語っている。
 新スタジアムの整備に関連し、市は小名浜港周辺エリアの価値向上をテーマに、さまざまな視点から可能性調査を展開。この一環で、津波や渋滞の対策を検討する「防災・交通対策協議会」を設け、第2回会議が10日にイオンモールいわき小名浜で開催された。
 会議の席上、上林功会長(日本女子体育大教授)が駐車場不足や交通渋滞対策として、福島臨海鉄道の旅客化をはじめ、マイカーを離れた駐車場に止め、他の交通手段でで会場に向かう「パークアンドライド」や、需要を見越した臨時駐車場の設置を提案した。
 (写真:泉駅と小名浜駅を結ぶ「福島臨海鉄道」)

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