内郷白水町の国宝「白水阿弥陀堂」で14日、期間限定のプロジェクションマッピングが始まり、堂内に色鮮やかな極楽浄土の世界が広がった。紅葉が見頃の庭園もあわせてライトアップされた。イベントは16日までと、21日から24日の午後5時から8時半。
お堂の天井には、平安時代に描かれたという文様「宝相華(ほうそうげ)」が光の演出で浮かび上がった。壁には池のハスが咲き誇り、鳳凰が堂内を羽ばたいた。境内では発光ダイオード(LED)の照明が黄色い大イチョウや赤いカエデを浮かび上がらせた。東日本大震災からの復興を願い、市などでつくる実行委員会が企画した。
13日夕には試験点灯があり、招待された、近くに住む無職鈴木陽一さん(70)は知人と徒歩で訪れた。「いつもの散歩コースだが、夜間は初めて。昼間と違って光の演出は新たな魅力があり、多くの人に見てもらいたい」と話した。
夜間拝観料は中学生以上千円、小学生500円、未就学児無料。期間中、マルシェやキッチンカーのイベントも行われる。
(写真:白水阿弥陀堂で行われたプロジェクションマッピング)
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色鮮やかな世界 国宝白水阿弥陀堂 プロジェクションマッピングと紅葉ライトアップ






